初代アンパンマン

こんにちは、福田です。
本来なら最近興味がそそられた本の紹介をしようかと思っていたのですが、紹介しようと思っていた本が届いてすらいないため本日は別の話をしようかと思います。

さて、皆さんアンパンマンというヒーローはご存知ですか?そう、顔がアンパンで出来ていてお腹がすいた人を見かけたら顔を千切って渡すユニークなヒーローの彼の事です。 アニメが放映されてから25周年を優に超えている国民的アニメなので、姿かたちさえ知らないという人は殆どいないんじゃないでしょうか。

それほど親しまれている彼ですがアニメ版のアンパンマンは「アンパンマン」としては実は三代目であるというのはご存知でしたか? 二代目である絵本のアンパンマン。こちらも顔はパンで出来ていて、お腹の空いた人を見つけてはパンを食べさせたり、悪戯をするバイキンマンを懲らしめたりアニメに近いアンパンマンです。  

しかしながら初代、二代目と三代目のもとになっているアンパンマンは空を飛ぶことを除いてはいたって普通の人間だったりします。
小太りで団子鼻、薄汚れた茶色のマントで空を飛ぶ初代のアンパンマンはバイキンマンのような悪と戦う力は持っていない、実に冴えないヒーローです。
どこぞのクリプトン星人とはまさに天と地の差。

そんな彼が空を飛んで何をするのかというと、「パン」を配るのです。
優れたヒーローは悪を打ち倒すことは出来ますが、餓えた人を救うことは出来ません。
初代アンパンマンは悪を打ち倒すことこそは出来ませんが、餓えた人を救うことが出来ます。

アニメ版のアンパンマンもストーリー上ではバイキンマンとの戦いをピックアップされがちですが、その本質はお腹を空かせたカバオ君達にいやな顔一つせず自分の身を削ってパンを分けてあげる姿にあるのだと思います。

初代アンパンマンは著者であるやなせたかしさんの作品集12の真珠の中に入っています。

初代アンパンマンがパンを配り渡る中でどのような結末を迎えるか、ここでは語らないので興味がある方はぜひ読んでみてください。

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