真夏におすすめの小説

こんにちは、福田です。

日本特有の蒸し暑さが続く今日この頃、今回は納涼も兼ねておススメのホラー小説を紹介したいと思います。

日本人作家から貴志祐介を紹介するか、それとも外国人作家の大御所からスティーブン・キングを紹介しようか迷ったのですが、今回は自分の趣味に走ってH・P・ラヴクラフトの作品集『ラヴクラフト全集』を紹介したいと思います。

ラヴクラフト全集

話の筋としては人間の人知が及ばない怪物に遭遇してしまい、どうにかして対抗するというもの。ラヴクラフトの作品の特徴はそういった怪物たちがド派手に暴れたりするのではなく、存在が仄めかされたり、すこし垣間見たりする程度という点にあります。焦点はそういった怪物たちの影におびえる主人公の心理に当てられており、一気に襲ってくるような怖さではなく、じわじわと背筋が凍っていくような怖さを味わうことが出来ます。

ただ、ラヴクラフト作品集には一つだけ難点があるのです。それは、文章が非常に読み辛いという事。元の文章の修飾語が多く、これでもかという位に情景や心理を描写している為、慣れてくるとそれが味だと思うようになるのですが、初めて読もうとしても中々とっつき辛いのです。

私自身、初めてラヴクラフトの作品を読破するまでに二回ほど挫折した経験があります・・・。

ですが、ラヴクラフトの作品の設定は今でも創作物で扱われるほどに秀逸で面白いものなので高いハードルを越えてでも読む価値があります。興味のある方は是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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