「青空文庫」

こんにちは、社長の川嶋です。
昨年の末からi-phoneを使うようになりました。
そのとき勧めてくれた友人は私にこう言いました。
「きっと感性が変わるよ」
8ヶ月を過ぎた現在、確かにそうだなと感じています。
数ある影響の中で一番のものは、読書の楽しみが増えたことです。
「青空文庫」というネット上にある無料の図書館を自由自在に利用
できるのです。
しかも夜、電灯をつけなくても読めるのです。
今は関係ないですが冬になるとこれがとてもいい。
というのは寒い夜、布団にもぐって本を読めるからです。
それに文字フォントやサイズを自分に合わせて自由に変えられるのも
年配者にとってはとても重宝です。
さて、青空文庫には著作権が切れた作品だけがアップされています。
これはつまり古典だけがアップされているということです。
ですから、本屋には置いていないもの、置いてあってもまず買わな
いような本を読む機会が自然と生じるのです。
やはり古典といわれるもの、特に明治から昭和初期の文学はあらた
めてその質の高さに感動してしまいます。
私の最近のお勧めは樋口一葉「おおつごもり」
二十歳そこそこの姉ちゃんが、こんな泣かせる短編書けるなんて・・
坂口安吾「青鬼の褌を洗う女」「風と光と二十歳の私と」
彼は、無頼派ではなく純粋派といったほうが合うように思います。
坂口安吾の恋人だった矢田津世子の「茶粥の記」
平凡な情景の中にこまやかな愛情が感じられ、実際の本も含めて、
かれこれ3-4回読んでいます。
これらはみな短編です。
他にもたくさんあって紹介しきれません。
またいつかの機会に。

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